歯並びはなぜ悪くなる?

みなさんの周りでも「矯正」をやっている方を目にしたことは少なくないのではないでしょうか。
7~8人に1人が矯正経験があるそうで多くの人に身近なものになっております!

なぜ、歯並びが悪くなってしまうのでしょうか?
その原因は遺伝など生まれつきのもの、生活習慣によって起こるとされています。
生活習慣について詳しく説明していきたいと思います。

 

①口呼吸をしている
口呼吸によって長時間口が開いたままの状態になると、口元や舌の筋肉が衰えてしまいます。筋力が低下すると前歯が前方に倒れやすくなり、出っ歯の発症や悪化リスクが高まります。筋力低下で唇がしっかり閉じられなくなり、さらなる悪循環を生みます。
口呼吸の原因である鼻炎や姿勢の悪さを解消することで、不正咬合が起きる前に防ぐことができます。

②舌癖や食いしばりなどの癖
舌を噛んだり、舌で歯を押したりといった舌癖や、食いしばり・歯ぎしり、爪を噛むなどの癖があると、歯並びが悪くなります。
また、食いしばりや歯ぎしりは、歯が擦り減ったり割れたりする原因にもなります。
毎日、無意識のうちにやってしまう癖なので、歯医者へ行って歯への負担を軽減するマウスピースを使った治療などを受けることが大切です。

③虫歯や歯周病がある
虫歯や歯周病によって部分的に痛みや違和感を抱えていると、そこを避けて噛むため、周囲の歯に大きな負担をかけてしまいます。また歯周病の場合は、細菌によって歯を支える歯槽骨が弱くなるので、歯が動揺したり抜けやすくなったりします。
虫歯・歯周病は放置せず治療を受けること、予防することが重要です。

④姿勢の悪さ
猫背やストレートネックなどに心当たりはありませんか?
悪い姿勢のままでいると歯並びや噛み合わせ、骨格などが歪みやすくなります。
さらに、猫背のような姿勢は筋肉の関係で口が開きやすくなるため、悪い姿勢と口呼吸のダブルの効果によって歯並びがより乱れやすくなります。
頭頂部から糸で上に引っ張られているような意識を持ち、常に正しい姿勢に努めるようにしましょう。

 

⑤よく噛んで食べていない
食事の際によく噛まずにいると、口や舌、顎の筋肉が衰えてしまう為、正しい歯並びを維持できなくなってしまいます。
また、片側ばかりで噛むクセがある場合、歯並びが悪くなるだけでなく、顎や顔の輪郭が歪む原因になります。
意識的に左右均等に噛むようにしましょう。

歯並びが悪くなる原因を改善しなければ、どんどん悪化してしまいますので気になる方はお近くの歯医者に行ってみてください!

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